加齢にともなうテストステロン分泌の衰えについて
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男性ホルモンの補充に・
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日本人男性におけるフリーテストステロン値の年齢分布
上図のように、テストステロンの分泌は20歳代をピークに、その後加齢とともに低下して行きます。 普通は徐々に衰えますので、何となく「歳をとって来たかな?」とお感じになる男性が多いと思いますが、40代から60歳代にかけては、男性の社会的責任とストレスが公私共々高まる時期です。 そのため、人によっては、ある日突然テストステロンの分泌が急激に減ってしまうために、自律神経失調のような不定愁訴を生じてしまうことがあります。これが、男性更年期にありがちな症状です。
「男性更年期障害」から「LOH症候群」に至る経緯 多くの女性の場合、更年期は閉経を前に比較的わかりやすいのですが、男性の場合は閉経のような目に見える出来事がありませんし、さまざまな偏見や社会通念により、なかなか認識されませんでした。 そのような社会的背景の中で「男性にも更年期がある」という説は、欧米では1940年代から様々な提唱と多くの検討がされていましたが、なかなか認知が広まらず、異端視されていたようです。 しかしながら、社会の成熟化や高齢化にともなう認識の変化が起こり、この10年余の間にAUA(米国泌尿器科学会)をはじめ各国の泌尿器科医による世界的な検討が行われました(AUA News: October 2008)。 日本においても、TVや新聞、雑誌などマスメディアに大きく取り上げられ社会的関心が高まり、関連学会で検討された結果、2007年1月に「LOH(ロー)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)診療の手引き」が発刊され、医学的に定義されました。 近年は、QOLや抗加齢(アンチエイジング)医学への関心が高まり、2010年12月には日本医師会雑誌(139巻9号)でも男性更年期障害とLOH症候群が特集され、泌尿器科のみならず内科、心療内科、アンチエイジング外来など科目を超えた認知になりつつあります。 そして、不足した男性ホルモンを補充して、テストステロンの分泌不足にともなう不定愁訴を改善させる治療法が「男性ホルモン補充療法」です。 弊社製品では「グローミン」を塗擦することで天然型テストステロン(体内で産生するテストステロンと同じもの)を低用量で少しずつ経皮吸収させることにより、生理的範囲で必要最小限に抑えたマイルドで安全な補充が期待できます。 テストステロンの基準値・正常値は? 「テストステロンの正常値は?」というご質問をいただくことがあります。 日本では、日本人男性の場合、遊離型テストステロン(フリーテストステロン)で基準値が定められています。これは、総テストステロンよりも遊離型テストステロンの方が加齢と共に有意な減少を示すためです。 また、総テストステロンと遊離型テストステロンを同時に測定すると保険診療が出来なくなるため、項目を一つに絞る必要がある、という保険制度上の背景もあります。 ちなみに男性のテストステロン分泌には日内変動があり、通常は早朝が高いことから、なるべく午前中の早い時間帯に採血した結果で判断されます。 健常な日本人男性における遊離型テストステロンの検討結果(上図データ参照)を踏まえ、20歳代の平均値-2SD である 8.5pg/ml が、正常値の下限とされています(「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会)。 なお、8.5pg/ml 以上でも、20歳代の平均値の70%値である、11.8pg/ml未満までは、ボーダーライン(男性ホルモン低下傾向群)とされています。 参照文献: 加齢男性性腺機能低下症候群
- LOH症候群 - 診療の手引き 女性のテストステロン基準値は? 女性における遊離型テストステロンの基準値は、 女性の場合、「多過ぎる」のが異常とされており、「少な過ぎる」のは問題とされていないのが現状のようです。しかしながら、女性においてもテストステロンに意義があり、その低値がQOLの低下に影響することが考えられますので、性機能のみならず更年期障害のQOL、アンチエイジングの観点から今後の研究が期待されます。 その他、関連するホルモンの基準値は?
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最終更新日 : 2012/02/02