テストステロンについて
Q.女性にもテストステロンが分泌されているのですか?
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Q.女性にもテストステロン
男性ホルモンの補充に・
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テストステロン(男性ホルモン)は、「男性専用」ホルモンではありません。 女性も副腎や卵巣でテストステロンを分泌しています。血中テストステロン値で比べると、男性の5〜10%(1/10〜1/20)と言われています(共に健常成人の場合)。 男性ほどでなくても、女性も骨格や筋肉は発達しますし、男性的な思考をしたり、性衝動に駆られることがあると思います。これらのメカニズムは複雑で一概に言えませんが、一因としてテストステロンが関係していると思われます。 また、テストステロンの一般的な生理作用の中には性衝動を高める働きがあります。テストステロンを「天然の媚薬」と考える所以ですが、男女にかかわらず恋愛のパートナーがいない人はテストステロン・レベルが高いという報告があります。現代風の表現で言えば、いわゆる「肉食系」の人は男女にかかわらずテストステロンの分泌が活発なのかも知れません。 一方、女性の性機能障害の一つに性欲障害があります。女性の性欲障害に関する研究で、性交時に血中濃度のピークを迎えるよう、あらかじめ性交の数時間前にテストステロンを短回投与した女性の性的感覚や性欲が有意に上昇したという報告があります。「女性向けバイアグラ」と話題になった海外で開発中の薬剤は、女性向けテストステロン製剤のようです。 ただし、女性に対する高用量なテストステロンの長期連続投与は、男性化(体毛が濃くなる、声が低くなる等)をはじめ、体内でテストステロンが代謝されて出来たエストロゲン(女性ホルモン)のレベルが結果的に高過ぎる状態になる懸念があり、消極的な意見が多いのが現状です。今のところ長期的な安全性評価の情報は入手できておりません。 しかしながら、先述の単回投与のように、生理的範囲内で低用量・間欠的に投与すれば、限りなく安全に、テストステロンのメリットを享受できるものと、今後の検討が期待されます。 なお、本邦では女性の性機能障害は性交疼痛(性交時の陰部の痛み)が最も多く、欧米で問題とされている性欲障害は日本ではあまり大きな問題にされていません。性に対する国民性の違いで、潜在的に問題でも当事者が意識せず顕在化しない背景があると思われます。 そのため、本邦で日本女性にテストステロンを必要とするケースは、ホルモン補充療法だけでは十分に改善しない更年期障害の症状をはじめ、閉経後のQOLの低下を補うものが中心です。なるべく性機能の問題を前面に出さず、主に無気力や抑うつ等の精神症状に対する補完的な対応として検討されています。 そのような観点から、国内では低用量なエストロゲン(女性ホルモン・卵胞ホルモン)とテストステロンの併用療法の臨床応用の試みられており、近年、その有用性が報告されています(下記リンク参照)。 「高齢婦人に対する微量の androgen投与は estrogen併用により効果的となる」 「HRTのみで改善しない更年期症状に対する男性ホルモンまたは植物胚座由来サプリメントの併用治療とその効果に関する検討」 ■ 「テストステロン 女性」の関連情報(弊社公式ブログ記事)
テストステロンによる「性欲」と、エストロゲンによる「性欲」は別? 「女性ホルモン(エストロゲン)が媚薬になるか?」と申しますと、テストステロンによる積極的な性衝動でなく、肉体面、精神面で「性行動の受容性を高める」作用と言われています。 たとえば、肉体面ではコラーゲンの分泌を促し皮ふの張りを良くして、性交時に濡れやすくなり、子宮内膜を厚くして妊娠するための準備をしますし、一方、精神面では受容的な(優しい)気持ちになり、パートナーを受け入れやすい状態になるわけです。 人間の性行為は動物の交尾行動よりも複雑ですから決して一概に言えませんが、排卵期から生理前の時期に「さびしい気持ち」になったり「気分になりやすい」女性は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。また、「恋愛中は肌のコンディションが良く、パートナーとのセックスも頻繁でないと気分的にすぐさびしくなってしまうが、パートナーのいない時期にいったんセックスが途絶えると、セックスをしない日が続いてもさほど気にならない。」という女性もいらっしゃるかと存じます。 これがエストロゲンの影響と思われます。排卵期から生理前は、一般にエストロゲンの分泌が多い時期なので、性行為の受容性が高いので「気分」になりやすく、さらに、人によっては性経験やパートナーへの愛情から「さびしい気持ち」になる、という状況が考えられますし、恋愛のパートナーが出来ればエストロゲンの分泌も活発になると思われますので、自ずと「きれいに」なって、「さびしく」なりやすくなるのだろうと思われます。 「女性が恋をするときれいになる」「恋多き女性はきれいでセクシー」という説は、俗説でなくエストロゲンの裏づけがあると考えております。 一方、「男性の求愛行動を理性としては受け止めたいが、陰部が濡れず、あるいは閉経して陰部が萎縮して痛いので、受け入れられない」という女性には、エストロゲンの分泌不足が考えられます。
「ヒメロス」や「バストミン」の効能の一つに「不感症」がありますが、このような背景の女性にお勧めしております。お試しになってはいかがでしょうか。
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最終更新日 : 2012/02/01