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女性のテストステロン値の年齢別正常範囲

2011年12月28日


【 目的 】
 RIAによる性ホルモンの測定には、女性の低濃度の範囲では精度と特異性に限界がある。そこで、質量分析法および分位点回帰法を用い、女性の性ホルモン(テストステロンおよびアンドロスタンディオン)の年齢別正常範囲の確立を行った。

【 方法 】
 Study
of Health in Pomeraniaに登録された、年齢20~80歳の女性985例のデータを分析した。分位点回帰モデルは年齢別の性ホルモン濃度2.5th
および 97.5thパーセンタイルを計算することにより行った。総テストステロン(TT)およびアンドロスタンディオン(AD)は液体クロマト-タンデム質量分析法により測定した。SHBGおよびTTより遊離テストステロン(FT)濃度を計算した。

【 結果 】

  • TT、ADおよびFTは10歳台毎のグループで明らかに年齢に比例して低下した(oneway ANOVA P <
    0.001)。

  • 正常範囲は全体および10歳毎の年齢別に求めた。
  • 20~80歳全体の正常範囲はTTが0.35~1.97
    nmol/L (10.1~56.8/ng/dL)、ADが0.89~4.56nmol/L (25.5~130.6ng/dL)およびFTが0.0025~0.0253 nmol/L (0.072~0.73ng/dL、0.72~7.3pg/mL)であった。

  •  閉経前および閉経後、経口避妊薬あるいはホルモン療法使用者の正常範囲も求めた。

【 結論 】
質量分析法および分位点回帰法を用い女性のテストステロンおよびアンドロスタンディオンの正常範囲の確立を試みた最初の報告である。これらホルモン濃度は年齢に強く依存する。

【 原著 】
J Clin Endocrinol Metab. 2011 Dec 7.
Age-Specific
Reference Ranges for Serum Testosterone and Androstenedione Concentrations
in Women Measured by Liquid Chromatography-Tandem Mass
Spectrometry.

Haring R, Hannemann A, John U, Radke D, Nauck M,
Wallaschofski H, Owen L, Adaway J, Keevil BG, Brabant G.
Institute of
Clinical Chemistry and Laboratory Medicine, University Hospital South
Manchester,  United Kingdom.

【 弊社コメント 】
値は、これまでの報告と大差ありません。(野)

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