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高齢婦人に対する微量の androgen投与は estrogen併用により効果的となる

第25回 日本更年期医学会 学術集会
2010年(H.22年)10月2日~10月3日(日)
城山観光ホテル: 鹿児島市新照院町41-1

一般演題79:
高齢婦人に対する微量の androgen投与は estrogen併用により効果的となる

御茶ノ水・浜田病院産婦人科
合阪 幸三,平池 春子,生月 弓子,小畑 清一郎

【 目的 】
 前回我々は高齢婦人に estrogenと androgen製剤を併用し,QOLの向上に有用であることを示した. 今回は androgen製剤単独投与の効果について検討した.

【 方法 】
 治験開始に先立ち,院内の倫理委員会にプロトコールをすべて公開し許可を得た. 患者には十分なインフォームドコンセントを行い,同意の得られたものを対象とした. 対象症例は性交痛,嫌悪感,活力(やる気)のなさなどを訴えた11例(61.8±2.0歳)で,いずれも閉経後5年以上経過していた. これらに対して,testosterone含有クリーム製剤(グローミンTM,1g中に testosterone 10mg含有)を 0.01g/day 外陰部に1ヶ月塗布させ,次いで androgen製剤に estrogen含有クリーム製剤(バストミンTM,1g中に estradiol 0.6mg, ethinyl estradiol 0.2mg 含有)を 0.1g/day を併用投与し,各種症状につき3(重症)~0(症状なし)の4段階にスコアリングして投与前後で評価した.

【 成績 】
 Androgen製剤単独では,各症状は改善されなかったが,estrogen製剤を併用することにより,性交痛: 3.00±0.00 → 1.2±0.73,嫌悪感: 2.88±0.50 → 0.61±0.22,やる気のなさ: 2.94±0.48 → 0.56±0.34 といずれも有意に改善した. 各種クリーム製剤投与による重篤な副作用は1例も認められなかった.

【 結論 】
 高齢婦人に対する微量の androgen投与は,精神的にも前向きになることからQOLの向上に有益であるが,その効果発現には estrogenが必要不可欠であると考えられた.

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このブログ記事について

このページは、大東製薬工業株式会社が2010年10月 3日 12:00に書いたブログ記事です。

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