【ヘルスケア情報】GSM(閉経関連泌尿性器症候群) 7.GSMの治療

大きく分けて粘膜変化に対する治療と組織の萎縮症状の予防および治療があります。前者は保湿剤等の非ホルモン療法、ホルモン療法および機器を用いた治療が、後者はリハビリおよび機器を用いた治療があります。

粘膜変化に対する治療
  • ホルモン剤を含まない薬
  • ホルモン剤を含む薬
  • 機器を使用した治療
組織の萎縮症状の予防や治療
  • 骨盤底筋リハビリテーション
  • ダイレーター
  • バイブレーター

① 非ホルモン剤による治療

<保湿剤>ホルモン剤を使用しない治療でもっとも大切なものはデリケートゾーンの保湿です。そのためには毎日のケアが必要で、保湿剤を使用することが推奨されています。

【種類および注意点】
  • ● 医師の処方による処方薬、OTC(市販薬)、医薬部外品、化粧品等
  • ● 自分の体質にあったもの選ぶ
  • ● 粘膜の刺激を避けるため、香料や色素の入っていないものを選ぶ
【使用および生活習慣の注意点】

外陰を洗いすぎないことや、ウォシュレットの使用を控えるなど、
乾燥を助長させないような行動が大切

<潤滑剤> セックスの痛みに困っている人には、セックスの時に潤滑剤を使用することが有効です。潤滑剤には水ベース、オイルベース、シリコンベースなどの種類がありますので、好みのものを試してみましょう。

潤滑剤

②ホルモン剤による治療

更年期症状には、女性ホルモンの全身投与(外用薬・貼付剤・内服薬・注射薬)が行われることが一般的です。
しかし、GSM の場合は全身投与よりも性腺ホルモンの局所投与(腟錠・局所への外用薬など)がより優れている点が多いといわれ、その効果が下記の様に報告されています。

デリケートゾーンへの直接使用の効果
  • 萎縮した部分が改善
  • トイレの不快な症状が改善
  • 腟の細胞が元気になる
  • 腟の酸性度が改善(pHが低下)
  • 腟に住んでいた乳酸菌が復活

治療に選ばれるホルモンの種類は、エストロゲンが最も多く使用されていますが、エストロゲンだけでは不快な症状が改善しない場合もあります。
その場合は、テストステロンを使用します。
デリケートゾーンに直接塗るホルモン外用薬には保険適応の薬はありません。OTCや医薬部外品を使用します。
ホルモン外用薬は有効な点が多い分、副作用のため使用が望ましくない人もいます。ホルモン剤を使用する場合は、塗る場所・量・回数・期間などを主治医と相談しましょう。
長期的に使用している場合は、定期的に医療機関を受診し、副作用がないことを確認するようにしましょう。

③リハビリ、機器による治療

デリケートゾーンの老化を予防するためには、骨盤底筋リハビリテーションが有効です。トレーニングの方法がわからない人は、個別でトレーニングを行っている医療機関などがありますので、お近くの施設に問い合わせてみるとよいでしょう。腟の入り口が狭く、小さくなってしまうことを予防したり広げたりするために、腟にダイレーターやバイブレーターを挿入するという方法もあります。

膣ダイレーター
膣バイブレーター
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