大東製薬工業株式会社

お客様相談室

お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。お客様から寄せられたご相談、ご質問にお答えします。

月別アーカイブ

  • ED薬を使えばすこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬は?

    2014年12月28日


    前立腺全摘出手術を行い、左側の勃起神経は残しています。
    なかなか勃起しません。ED薬を使えばすこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬はありますか?なお、ヨンビンという薬は私の場合適していますか。前立腺以外に病気はありません。テストストロン系の薬は前立腺の手術のあと支障がありますか?ヨンビンとED薬を一緒に使ってもよいですか? (男性・65~74才)





    一般的には次の状況が考えられます。

    1. 片側の神経温存術により神経機能が残されていますが、片側の切除により一時的に勃起機能が低下している。

    2. 加齢や加齢にともなう男性ホルモンの分泌低下にともない、勃起機能が低下しやすく、復旧しにくい。

    3. 加齢の背景に加え、前立腺の治療にともなうストレスにより、夜間勃起や早朝勃起など、性行為以外に勃起する機会が途絶えた期間が長引くほど、勃起に必要な筋肉が衰えて線維化が進み、十分な勃起を維持しにくい状況になる。
    たとえば骨折などの怪我で腕や脚をギブスで固定していると、ギブスが取れても固定していた部位の筋肉が萎えて硬くなっているため、急に以前のような運動が出来ず、ある程度の時間をかけてリハビリやトレーニングをしないと以前のように動かせなくなるのと似たような状況。

    4. 勃起機能の低下にともなう予期不安のストレスが悪循環となり、心因性のEDが合併する。

    ■ ご質問1
    「すこしは勃起しますが、十分硬くなりません。なにかよい薬はありますか?」

    現状では、PDE5阻害剤(バイアグラ、レビトラ、シアリス)が最善の薬剤です。バイアグラ、レビトラ、シアリスの有効性は統計学的に差がないというのが泌尿器科の関連学会の見解で、あくまで患者様本人と薬剤の相性で選べば良いとされています。
    お客様の場合は、たとえ十分に硬くならなくても勃起していることが極めて重要で、今後のリハビリと勃起機能のトレーニングで、ある程度の復旧が期待できると思われます。
    なお、バイアグラ、レビトラ、シアリスの中では、シアリスが他の2剤と比べて作用する時間が24~36時間と長いことが特徴です。そこで、シアリスを日々服用すれば、睡眠中の夜間勃起や早朝勃起にも作用することが期待できます。そのため、シアリスの服用を続けることで、勃起機能のトレーニング効果につながることが期待できると思われます。主治医(泌尿器科)にご相談のうえ、先ずはシアリスの服用を気長に続けて勃起機能のリハビリやトレーニングを試みてはいかがでしょうか。

    ■ ご質問2
    「ヨンビンという薬は私の場合適していますか」
    「ヨンビンとED薬を一緒に使ってもよいですか?」

    ヨヒンビンは主に中枢系に作用すると言われており、ストレスによる心因性のEDに効果が期待できると考えております。先述の予期不安の自覚症状がございましたら、お試しいただく価値があるかと存じます。ただし、バイアグラ、レビトラ、シアリスとの併用につきましては、有効性や安全性の検証が出来ておりません。動悸や過大な血圧変動の懸念があるため、万全を期すため併用しないようにお願い致します。

    ■ ご質問3
    「テストストロン系の薬は前立腺の手術のあと支障がありますか?」

    テストステロンは、いったん発症した前立腺腫瘍や前立腺肥大を進行させると言われているため、特に前立腺腫瘍の人は治療後であっても再発リスクを避ける考えから使用禁忌となっています。先述2.と3.の要因に対して、テストステロンの補充を是非お勧めしたいのですが、禁忌のためお勧め出来ません。

    なお、お客様の治療経緯や背景を踏まえると、専門医の高度な判断が必要です。そのため、決して自己判断で薬剤をご使用なさらず、泌尿器科の主治医と良くご相談されますよう、重ねてお願い申し上げます。

    続きを読む

  • トノス使用上の注意は?

    2013年06月13日

    トノスの使用上の注意はありますか?

    • 例えば、トノスを塗って、バイアグラなどのED治療薬を利用しても良いものですか?
    • その他注意することがあれば教えてください。 前立腺は検査の結果は異状はありません。


    (男性・65~74才)



    1.バイアグラなどのED治療薬(PDE5阻害剤)との併用は可能です。

    2.その他の注意事項 (前立腺関係を除く)

    1) 約2万4千本余の出荷につき1件の頻度で、本剤の成分がお肌に合わない事例
    ございますので、本剤の成分について過去にアレルギー症状を起こした経験がありましたら、
    ご使用しないで下さい。

    2) 念のため、初めてご使用になる場合は、本剤をチューブから5mm程度出し、内股など
    皮ふのうすい所にすり込んで、翌 日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれなどの
    症状が起きないことをご確認ください

    3) 睡眠時無呼吸症候群の人は、男性ホルモンが症状を悪化させると言われているため、
    ご使用できません。

    4) 他の人へ本剤が付着しないように、ご配慮ください。

    5) 目や目の周囲、粘膜(口腔・鼻孔など)に塗らないで下さい。

    6) 頭冠に塗布することで、射精を遅らせることが期待できますが、尿道口の中へ
    入らないように、亀頭の先端部に塗るのをを避けて下さい。

    7) 外傷、炎症、湿疹、ただれ、化膿などのある部位に塗らないで下さい。

    8) 本剤は熱に弱く、変色したり分離する場合がありますので、冷蔵庫(5~15℃)に保管して
    下さい 。

    詳細は、こちらのリンク先でご案内しておりますので、併せてご参照下さいませ。

    その他、トノスに関するご質問をこちらでご紹介しております(←クリック)ので、宜しければ
    併せてご参照下さいませ。

     

    続きを読む

1 / 11