第24回 日本更年期医学会 学術集会
2009年(H.21年)10月3日(土)~10月4日(日)
ホテル青森: 青森市堤町1-1-23
一般演題12:
高齢婦人のQOLに対する estrogen含有クリーム製剤および testosterone含有クリーム製剤併用の効果
御茶ノ水・浜田病院産婦人科
合阪 幸三,宮本 雄一郎,生月 弓子
【 目的 】
更年期婦人に対する estrogen製剤の投与は広く行われている. Estrogen製剤のみで効果がみられない場合は,旧来より androgen製剤が併用されており,その有効性についてもよく知られている. しかしながらわが国では,女性用の androgen製剤は注射製剤しか利用できないため,この点が女性に対する androgen療法が今ひとつ普及しない要因であると考えられる. 今回我々は,androgen含有クリーム製剤を高齢婦人に対して投与し,その効果を検討した.
【 方法 】
治験開始に先立ち,院内の倫理委員会にプロトコールをすべて公開し許可を得た. 患者には十分なインフォームドコンセントを行い,同意の得られたものを対象とした. 対象症例は6例(59.5±1.9歳)で,いずれも閉経後5年以上経過していた. これらに対して estrogen含有クリーム製剤(バストミンTM,1g中に estradiol 0.6mg,ethinyl estradiol 0.2mg 含有)を 0.1g/day,および testosterone含有クリーム製剤(グローミンTM, 1g中に testosterone 10mg 含有)を 0.01g/day 外陰部に塗布させ,その効果を検討した. 外陰部の乾燥感,性交痛,嫌悪感,活力(やる気)のなさにつき,3(重症)~0(症状なし)の4段階にスコアリングして,投与前後で評価した.
【 結果 】
乾燥感: 2.75±0.47 → 0.38±0.52, 性交痛: 3.00±0.00 → 1.00±0.63, 嫌悪感: 2.67±0.52 → 0.67±0.52, やる気のなさ: 2.83±0.41 → 0.50±0.55 と,いずれも有意に改善した. 各種クリーム製剤投与による重篤な副作用は1例も認められなかった.
【 結論 】
高齢婦人に対する,女性ホルモンに併用する形での微量の男性ホルモン投与は,局所の改善のみならず,精神的にも前向きになることから,QOLの向上に有益であると考えられた.
2009年(H.21年)10月3日(土)~10月4日(日)
ホテル青森: 青森市堤町1-1-23
一般演題12:
高齢婦人のQOLに対する estrogen含有クリーム製剤および testosterone含有クリーム製剤併用の効果
御茶ノ水・浜田病院産婦人科
合阪 幸三,宮本 雄一郎,生月 弓子
【 目的 】
更年期婦人に対する estrogen製剤の投与は広く行われている. Estrogen製剤のみで効果がみられない場合は,旧来より androgen製剤が併用されており,その有効性についてもよく知られている. しかしながらわが国では,女性用の androgen製剤は注射製剤しか利用できないため,この点が女性に対する androgen療法が今ひとつ普及しない要因であると考えられる. 今回我々は,androgen含有クリーム製剤を高齢婦人に対して投与し,その効果を検討した.
【 方法 】
治験開始に先立ち,院内の倫理委員会にプロトコールをすべて公開し許可を得た. 患者には十分なインフォームドコンセントを行い,同意の得られたものを対象とした. 対象症例は6例(59.5±1.9歳)で,いずれも閉経後5年以上経過していた. これらに対して estrogen含有クリーム製剤(バストミンTM,1g中に estradiol 0.6mg,ethinyl estradiol 0.2mg 含有)を 0.1g/day,および testosterone含有クリーム製剤(グローミンTM, 1g中に testosterone 10mg 含有)を 0.01g/day 外陰部に塗布させ,その効果を検討した. 外陰部の乾燥感,性交痛,嫌悪感,活力(やる気)のなさにつき,3(重症)~0(症状なし)の4段階にスコアリングして,投与前後で評価した.
【 結果 】
乾燥感: 2.75±0.47 → 0.38±0.52, 性交痛: 3.00±0.00 → 1.00±0.63, 嫌悪感: 2.67±0.52 → 0.67±0.52, やる気のなさ: 2.83±0.41 → 0.50±0.55 と,いずれも有意に改善した. 各種クリーム製剤投与による重篤な副作用は1例も認められなかった.
【 結論 】
高齢婦人に対する,女性ホルモンに併用する形での微量の男性ホルモン投与は,局所の改善のみならず,精神的にも前向きになることから,QOLの向上に有益であると考えられた.