カレンダー

« 2009年9月24日 »123456789101112131415161718192021222324252627282930

2009年9月24日アーカイブ0

 肥満は勃起不全の発現と高く関連しているが、両者の病態生理学的リンクに関してはよく分かっていない。このミニレビューにおいて、共通する病態生理学的リンクが存在するかどうかを調査するため、肥満の勃起不全に関する文献の評価を行った。

 内臓肥満は炎症反応を高め、内皮障害の原因となる。さらに、肥満はテストステロン・レベルを下げ、性腺機能低下症の原因となり、血管病変のリスクを高める。

 内皮機能不全とアンドロゲン欠乏症は既に、勃起不全の病態生理学的メカニズムに関連している事が知られている。

 内皮機能不全とテストステロン欠乏症の病態生理学的メカニズムには陰茎血管不全が関与し、NO合成酵素発現及び活性の低下、組織コンプライアンスのロスを招き、血管動態の低下を引き起こす。

 性治療の分野の最近の進歩は勃起不全患者の治療に対して血管疾患および性腺機能低下の影響を認めている。

 内臓肥満はメタボリックシンドロームの成分であり、内皮機能及びテストステロン・レベルに悪影響し、性腺機能低下及び勃起不全の原因となる。

 このように、肥満患者の勃起不全のリスクの臨床的スクリーニングにはウェスト周囲径、テストステロン・レベル、BMIおよび身体活動量の検査を行うべきである。

【 原著 】
FEBS J. 2009 Sep 15.
Mechanisms of obesity and related pathologies: Androgen deficiency and endothelial dysfunction may be the link between obesity and erectile dysfunction.
Traish AM, Feeley RJ, Guay A.
Department of Biochemistry and Urology, Boston University School of Medicine, MA, USA.

PMID: 19754871


このアーカイブについて

このページには、2009年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年8月 2日です。

次のアーカイブは2009年10月 3日です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。